スポ研ナースセンターだより

外来に訪れたある野球の選手から、医師の診察結果と指導内容について紹介します。

【患者紹介】
男性 13才
スポーツ種目:野球
スポーツ歴:小学1年から現在に至るまで野球
      [小学生の時のポジションはサード、現在は補欠]
伸長:155センチ  体重:38キロ   利き手:右


リトルリーガーズショルダーのレントゲン所見

リトルリーガーズショルダーのレントゲン所見


【外来受診までの経過】
中学生になり硬式野球に変わってから、右肩に痛みがでるようになった。
痛みが続くので、平成4年11月9日に当所受診する。

主訴:右肩痛
現症:Rt shoulder
   infraspinatus atrophy[棘下筋萎縮](++)、weakness(++)
   ROM full
   post stiffness(+)、上腕三頭筋付着部痛(+)
   impingement sign(+)[肩の挙上時、一定の挙上角度で痛みを起こすサイン}
   apprehension test(-)[脱臼不安感テスト]

診断名:little leaguer's shoulder[野球肩、上腕骨の骨端線離開]

レントゲン所見:○骨端線離開は普通の人の3?5倍ある。
        ○骨端線の上下の骨がずれている。

原因:○筋力が弱いのに重いボールを投げている。
   ○遠投の練習をしている。

【指導内容】
○3週間投球を禁止して下さい。
○3週間休んだら、その後は筋力をつけるトレーニングをして下さい。
<トレーニングの内容>
○ゴムチューブを使った外旋、内旋、外転、内転トレーニング
(cuff muscle exercise:回旋筋腱板トレーニング)

【医師の説明】
もう少し肩がかたくなってから、レントゲンで確かめて、しっかりしたことが判明した時点で、投球を許可します。約2ヶ月間要します。

本人、父親:以上の医師の説明と指導内容に納得される。


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