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今日、民謡中学の部 日本一に輝いた石黒加恩さんの生声を一度聴いてみたいと思い、「民謡藤栄会チャリティー発表会」に行ってみた。

会場は超満席で立ち見がでるほど大盛況だったので、民謡の好きな方がこれほどたくさんいるのかと驚いた。

いよいよ石黒加恩さんが舞台に登場すると、師匠の内藤千賀弘(ないとう ちかひろ)さんが、「秋田の唄で日本一になるのは難しい」と紹介。そして優勝披露曲の「秋田長持唄」を直立の姿勢で堂々と歌い上げた。

民謡は、素朴でありながらも人間や自然の真髄が伝わってくるようで、郷土の風景や風情、民衆の姿が目に浮かんでくる。

一節歌い終わるごとに会場から盛大な拍手が送られた。

私の隣にいた方が「やはり違うな」とつぶやいたあたりに日本一に輝いた実力を伺い知ることができる 。

師匠の内藤千賀弘さんは、石黒さんを4才から指導しているが、日本の伝統文化を若い世代に脈々と伝承していくのは並大抵のことではない。

「藤栄会の会員の中で結婚して子どもが生まれたら、すぐに会員登録。そういうシステムになっている」とお話しされたあたりに、民謡を次世代に伝えたい。そして発展させていきたいという一途な気概を感じた。

もっと上を極めたい、そんな気持ちを持ち合わせている石黒加恩さんのこれからの成長を楽しみにしたい。

投稿:2019年9月1日


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