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今日のテーマは、「豊作!大人の秋うた祭り」。
今日は、番組のスタートから驚愕。
なんと森進一が石川さゆりのヒット曲「天城越え」を絶唱。
見事に歌い切り会場から万雷の拍手を浴びたが、歌唱力を試されるステージでもあったわけだから、歌い終わってから「一生懸命歌いました。足ががたがた震えました」と感想を漏らしたのは本音かも知れない。

一方石川さゆりは持ち歌交換ということで森進一の「北の螢」を森進一を真似るわけでもなく、彼女流に素直に歌ったように思う。しかし変幻自在の歌声は見事で、「『北の螢』が彼女のオリジナル曲です」と言われても違和感を感じない。

秋元順子はNHK歌謡コンサート以来、久しぶりの出演ではなかっただろうか。
誕生日が同じ6月21日というおかゆと二人でご自身のデビュー曲「愛のままで…」を熱唱。
秋元順子の歌声は柔らかみがあってまろやかな膨らみを感じたが、一方おかゆは男性っぽくキリッとした歌声であったように感じた。

森進一が作詞・作曲した新曲「恋せよ乙女」は今までの森進一のイメージを覆すようなノリの良い若々しい歌。
日向坂46から「どうしてこんなにかわいい曲ができたのか」と問われて、森進一が「秘密」と答えたのが微笑ましかった。
しかし70才になった今に至って、何故このタイミングで若い世代に受ける乙女心の歌を歌うことになったのかはわからない。
女性の一途な恋心が明るい曲調で伝わってくるが、男性である森進一が実体験した青春時代の恋心を綴った歌であるようにも思われる。
日向坂46が森進一のバックでダンスを繰り広げて華やかに花を添えた。

山口百恵の長男、三浦祐太朗が母親の「しなやかに歌って」を熱唱。
山口百恵は人気絶頂の最中に結婚を機に芸能界を引退し、その後一切メディアに登場していない。その潔さが惜しむ気持ちを増幅させて、人々の心にこれほど深く根付いているアーティストはいない。.
司会の谷原章介が「お母さん、見ていてくれますか」と尋ねると三浦祐太朗は、「おそらく生で見てくれていると思います」と答えると、岩崎宏美がテレビの向こう側にいる山口百恵に両手を振って合図を送ったのは山口百恵と同時代に活躍したアーティストだからこそだろう。
三浦祐太朗は礼儀正しく、とても誠実な印象を受けた。

ジェジュンがDREAMS COME TRUEの楽曲「未来予想図Ⅱ」を熱唱。
ピュアで繊細な歌声は未来予想図Ⅱそのもの。
編曲をてがけた中村正人も絶賛したとかで、ジェジュンがそのことに対して素直に嬉しいと答えた姿はとても好印象であった。

【出演】
秋元順子、石川さゆり、岩崎宏美、大竹しのぶ、おかゆ、ジェジュン、デーモン閣下、日向坂46、三浦祐太朗、森進一、フラッシュ金子、MUSIC CONCERTO
【司会】
谷原章介、小郷知子

投稿:2019年10月9日

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