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右から竹川美子、知里


知里の"イチ”おっぺし!(楽園堂YouTubeチャンネル)
2022年6月28日にライブ配信

「知里の"イチ”おっぺし!」は、もともと知里一人で行うソロ番組としてスタートしたようであるが、Vol.2からは毎回ゲストを迎えて盛り上げているようだ。

今回のゲストは竹川美子。
私は、以前月刊シンガープロを編集していて、2013年5月号に「第6回クラウンなごや演歌まつり」の記事を掲載。取材時に出演歌手の竹川美子の熱唱を目の当たりにして、素晴らしい歌唱力に魅了された。また彼女の歌唱姿と客席を回る振る舞いから、竹川美子はしっとりした日本女性のイメージを抱いた。
今回の生トークで、彼女の実際の人柄を知ることができるのは興味深い。

知里は、竹川美子デビュー時から浜名湖のみかん狩りに一緒にでかけた仲だったとのことで、今回、台本を用意しないで、アドリブで番組に臨んだようだ。

お陰で、知里がせっかく丹精込めて作ったという番組PRのホワイトボードをテーブルに置くのをうっかり忘れていたり、竹川美子のイベント情報を番組内でお知らせするのをうっかり忘れたのだろうか、一度「バイバイ!」と笑顔で手を振りながら番組が終了したのに、しばらくしたら「また舞い戻ってきました!」と番組を再開し、竹川美子のイベント情報を案内。こんなことがあるのかと思ったが、生番組で起こるハプニングは愛嬌があって心が和む。

番組2日前の6月26日に「知里のミュージックエッセンス500回記念コンサート」が盛大に行われ、竹川美子も出演していたので、コンサートのことが話題に上げられた。

竹川美子が「ちーちゃんの太鼓が格好良かった。ちーちゃんが色々衣装を替えて色々な歌を披露してくれたので、すごく刺激をもらった。」と述べると、知里は、「太鼓演奏はダイエットが間に合わなくて、白い短パンに白いさらしを巻いて太鼓を叩くのは、体型がばれるのでとても恥ずかしかった。」と答えた。実際はスタイルが良くて、これからもこの体型を維持していくのは大変ではないだろうか。

知里は竹川美子とジョイントキャンペーンを開催したこともあって、その時に知里が竹川美子の「雪の海峡 津軽」を、竹川美子が知里の「花艶歌」を歌ったようで、知里は演歌も歌う歌手ではあるけれど、私の中では、ソプラノ歌手のイメージがあるので、「雪の海峡 津軽」を熱唱する知里がとても想像できない。

竹川美子は、かすみ草が好きで、知里は元気な花、ヒマワリが好きだと教えてくれた。そう言えば、6月26日のコンサート会場は、黄色い花が多かったし、北島三郎のスタンド花がほぼ“ひまわり”一色で飾られていたのは、そういうことだったのかと思った。

昭和歌謡全盛期、私などはテレビに映る歌手は雲の上の人で、そういった人達は庶民が口にする食事を摂らないだろうと勝手に想像していたが、(笑)竹川美子が安い魚を買ってきて、魚を食べるようにしていると語っていたので、そういった庶民感覚には親近感が湧いてくる。

知里が学生時代にラクロスをしていたことやネギが嫌いだったこと、デビューしてラーメンレポーターを4年間務めていたことは全く知らなかった。
ラーメンレポート時、嫌いなネギを涙を流しながら食べていたのを、さも美味しくて感動しているみたいに受け取られていたお話が面白かった。

知里は赤いワンピースで竹川美子は緑のワンピースで登場していたが、竹川美子は、ジーパンをはいていた時期もあったが、最近はスカートをはいたり、ワンピースを着るようになったとのことで、年齢を重ねると、飲めなかったお酒が飲めるようになるなど好みが変わって来たようである。知里も嫌いだったネギが美味しく食べれるようになったなど女性は、好みが変わるタイミングがあるようで、その変わり方が大きいのかも知れない。

歌コーナーで知里がピアノ弾き語りで、リクエストに応えて新曲も含めてオリジナル曲とカバー曲「美しい昔」を、そして竹川美子が知里のピアノ演奏で新曲「ひとり岬宿」と「花咲峠」を熱唱。竹川美子はワンピース姿での熱唱であったが、まるで着物を着て歌っているように見えた。
知里が「美子さんの歌声は琴線に触れる、色っぽく艶っぽい」と述べていたが本当にそうである。
竹川美子のピアノ演奏での熱唱は、「演歌は素晴らしい」と思い知らせてくれた。
メジャー歌手の清水博正から「さらっと弾きこなす知里さんがすごいよね」とスパチャーが入ることからも、知里がピアノの熟達者だと察しが付く。
ファンから「無理をしないで」とコメントが入るも知里は「かなりがんばらないと弾けない。」と明かす。
竹川美子は「ピアノで歌えるなんて幸せ!」とご満悦で、知里も期待に添えて良かったと胸をなで下ろす。

ライブ配信は、寄せられたコメントからロサンゼルスからもボストンからも視聴しているファンがいたので、ネットを通して世界に及ぶ広がりは素晴らしい。

他にゴルフや年齢23.5サイ(ズ)のお話、知里のバースデーを祝ったり、知里が白いワンピースを竹川美子にプレゼントしたり、竹川美子が知里にゴルフグッズをプレゼントするなどの微笑ましい場面もあった。

次回は、7月13日で、伊藤美和先生が"イチ”おっぺし!のために作ってくれた曲がひょっとしたら聴けるかも知れない。今から楽しみである。

知里 オフィシャルウェブサイト

投稿:シンガープロ 安藤秀樹
2022年7月5日






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