布袋の大仏
本尊の御嶽薬師尊(おんたけやくしそん)は誓願(せいがん)をすると病気を除き、不具を癒し、悟りへの道に到達するといわれています。
開祖は布袋町在住の故前田秀信氏で体が弱かったこともあり、御嶽薬師尊を信仰され、名古屋市内で鍼灸医を開業、評判がよく多くの人が詰めかけたという話です。
43歳のとき夢のお告げがあり、人々を病気の苦難から助けようと建立を決意されました。
そこで、後の世の人々に立派なものを残したいと願い、御嶽薬師尊を勧請(かんじょう)し、私財を投げうつて教会を開くことになりました。
ときは昭和24年で終戦の直後、生活は困窮を極め、生きることがやっとの時代でした。
その年に地鎮祭を行い、完成まで実に5年の歳月を費やし、すべてが手作業で整地やコンクリート練りが行われ、昭和29年2月24日に開眼、その日を記念し毎年春季大祭日とし賑わっています。
御嶽薬師尊は「布袋の大仏」の愛称で親しまれ、高さが18メートルで奈良東大寺の大仏より2メートルも高く日本一を誇っています。
江南市観光協会
投稿:2019年11月29日 快晴