デビュー10周年 塚原哲平記念コンサート 2018年
2018年10月14日 会場:北名古屋市文化勤労会館
ゲスト:ロスポリモス永山こうじ 岩切愛子
演奏:岩田光司&トライデント 司会:時代屋 ひかる
主催:塚原哲平を応援する会
後援:(株)オサムエンカプライズ (株)ホリデージャパン 西春文化堂 北てつろう不安倶楽部
塚原哲平は、熊本県出身の歌手で、2008年9月24日に「男の金字塔」でメジャーデビュー。2018年に10周年を迎えて、記念コンサートが10月14日、北名古屋市文化勤労会館にて開催された。
塚原哲平は、1999年、日本スタジオカラオケ大賞で、全国大会特別賞を受賞。同年NHK「のど自慢」に出場し、熊本大会でチャンピオンとなる。
2000年に上京し、2002年に宮路オサムに弟子入り。その後、愛知県岩倉市在住の歌手であり作曲家でもある北てつろう氏と運命的な出会いがあり、北てつろう氏から楽曲の提供を受けたり、音楽・生活においてもいろいろな面でお世話になることになる。
北てつろう氏からは「てっぺい」と呼ばれて息子のように可愛がられている。
2015年に北てつろう作曲の「雪ほたる」をリリースし大好評を博し、2018年9月26日に6枚目シングル「ふるさとは心の中に」をリリース。カップリング曲は「おとこ節」で、北てつろう氏作曲の楽曲である。
10周年記念コンサートの開催は、北てつろう氏の尽力によるところが大きい。
そんな北てつろう氏が泣かせるお話をしてくれた。
哲平が歌手になりたくて熊本県から上京。宮路オサムを尋ね、付き人となるもなかなか歌手になることができなくて、哲平の母親が毎年東京で開かれる宮路オサムのコンサートの席で、「哲平はいつ歌手デビューできるのか」と尋ねるが、その時すでに母親は病におかされていて、念願の歌手デビューを果たしたときはすでにこの世の人ではなくなっていた。
その話のくだりには涙がでてくるが、塚原哲平は、その母親に歌手を果たした歌声が届くようにと新曲をはじめ、心に響く楽曲の数々を伸び伸びと歌い上げ会場を沸かせた。
応援に駆けつけた永山こうじも岩切愛子も素晴らしい歌声を披露し、岩田光司&トライデントの演奏も実に素晴らしかった。
塚原哲平のさらなる活躍を後押しするエネルギッシュなコンサートであった。
取材;シンガープロ 安藤秀樹 【オピニオン2019年2月号・4月号合併号に掲載】
https://singerpro.me/opinion.html