Final Cut Pro XでDVDへの共有に失敗
Final Cut Pro Xで、2時間超撮影のビデオをマルチカメラ編集。
苦労して仕上げたビデオを「さあ、DVDにしよう!」とDVD共有でDVDにしようとしたら、途中で「DVDへの共有に失敗しました。操作を完了できませんでした。
「com.apple.Compressor.CompressorKit.ErrorDomainエラー-1」のエラー表示が現れて、DVDに書き込めない。
原因がわからなくて、レンダリングファイルを全部削除して、DVD共有を試すも、同じようにエラー表示が出現。
「困ったな」と思って、インターネットで調べると、「撮影したビデオファイルに問題がないか?」とわかったので、タイムラインを眺めてみるが、特にビデオ映像のどこに異常があるのかがわからない。
途方に暮れて、マスター(mov)への共有(書き出し)を試みたら、同じようにエラー表示がでて、書き出しができない。
しかしエラー表示の内容が詳細だったので、例えば、「エラー 10008f.00:25:48;27<< (エラー -12909c,13回プチフォール1.mov@01:54:43;27)>>))。
ここで撮影した元データ(ビデオ)の1時間54分43秒の27フレーム目、編集タイムラインでは25分48秒の27フレーム目を1フレームごとに見ていくと、映像に乱れがあることを発見。
「なるほど原因はここの映像だったんだ」と判明。
マルチカメラ編集で、そのフレームの映像をもう一つのアングルと差し替えて、再度マスターで書き出しすると、今度は、2時間9分49秒の20フレームにエラー表示。
結局同じことを繰り返して、4箇所の映像を修正したら、無事に書き出しに成功。
DVDへ書き出しをしてもエラー表示がでるだけなので、どこの箇所の映像に問題があるのかわからないけれど、マスターへ書き出しすると、どこの箇所の映像に問題があるのかを突き止めることができるので助かります。
SDカードに直接録画できるビデオカメラで撮影すれば、このような問題は発生しにくと思いますが、私の場合は、ミニDVカセットテープ対応のビデオカメラに、HDMI入出力対応で、ダイレクトにApple ProResが収録できるAtomos Ninja 2で撮影したので、このような映像トラブルが発生したのだと思います。
Atomos Ninja 2は便利ですが、録画に用いるハードディスクの具合が悪い等の場合は、収録映像にトラブルが発生するリスクも念頭におかないといけないように思います。
投稿:2016年5月5日