第12回全日本大学駅伝と第55回全日本大学駅伝との比較 名古屋大学
私が1年生の時に出場した第12回全日本大学駅伝は、109.4キロを7人でタスキリレーし、20校中17位の6時間1分46秒という記録だった。
2年前に開催された第55回全日本大学駅伝では、106.8キロを8人でタスキリレーし、名古屋大学は24校中19位の5時間36分54秒という記録だった。
現在の全日本大学駅伝は、私たちの時代より2.6キロ短く、タスキリレーで繋ぐ選手も一人多いため、単純比較はできないが、厚底シューズの恩恵とタスキリレーの人数を考慮すると、第55回大会では名古屋大学は約5時間46分というタイムになるのではないかと考える。
仮にそうであれば、第55回大会の記録は、第12回では11位に相当する。
これだけを見ても、現在の名古屋大学のレベルの高さには驚かされる。
しかしながら、当時の中京大学の3位の記録にはさすがに及ばない。
当時、名古屋大学で15分台の選手を7人を揃えることは困難であった。
一見正尚選手、井上晴之選手、田中誠一選手の走力があったからこそ、出場できた全日本大学駅伝であった。
第12回大会で6区を走った若松尚則くん、5000mを16分前半で走っていたハイトくんは、全日本大学駅伝終了後に陸上部を退部したため、名古屋大学会員名簿には彼らの名前はない。
時々、若松さんは今、どうしているのだろうかと思う今日この頃である。
投稿:2025年10月12日
安藤秀樹

第55回全日本大学駅伝成績一覧