スポ研ナースセンターだより


● 東海銀行女子長距離走選手が舟状骨疲労骨折で2ヶ月ほど走れない生活が続いています。復帰に向けてリハビリトレーニングを頑張っていますが、時々落ち込むこともあり、複雑な心境です。でも最近では前向きになってきていると感じます。

● 足関節脛骨内果疲労骨折で入院していた名鉄陸上部400mランナーが退院しました。現在では足関節背屈時に痛みがあるということです。原因ははっきりしません。もうしばらく様子をみたいと思います。

● パワーリフティングの選手が両膝関節炎で入院しました。彼はモスクワで行われた世界選手権では2位、全日本選手権では優勝という素晴らしい経歴の持ち主です。その彼でおもしろいエピソードがあります。32歳の時に出演したビックリ日本記録・腕力垂直登り大会で11m95㎝で見事に優勝しています。腕力だけであっという間に登りきってしまうのですからスゴイです。この時の彼はとってもひょうきんに映っていました。

● 6月29日(月)教育テレビで当所△△先生が健康「スポーツによる疲労骨折」の番組に出演されていました。普段の先生と違う先生の顔を見た思いでした。内容は素晴らしくとても参考になりました。中でも驚いたのは、走り幅跳びの選手が踏み切りした時に膝と足首の真ん中で骨折してしまったというショッキングな出来事でした。ごく稀なケースとはいえこんなことも起こるのかと改めて疲労骨折の怖さを知りました。

● 心配なことがあります。バルセロナ五輪マラソン代表の小鴨由水選手が心身とも疲れて回復の兆し見えずと報道されたことです。2万mレースで12位と大惨敗、精彩をかいています。かなりのプレッシャーがかかっているのでしょう。私が彼女の採血をした時に「バルセロナでは頑張って下さい」と言ったことがプレッシャーになったのでしょうか。そんなことはないと思いますが、バルセロナでは大阪国際マラソンで見せたあの勇姿をもう一度見たいと思います。

(財)スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1992年6月
診療部 主任看護師 安藤秀樹

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