スポ研ナースセンターだより


私は、自分の歯の具合が悪くて、当所歯科診療室で毎週金曜日の午後に診察にこられている咬合治療専門の中村昭二先生の診察を受けました。

ここで私は、不思議なことを体験しました。
私の歯の噛み合わせを見て、先生は、私の左右の腋窩部をぎゅっと押されました。
そして 「左の腋窩部の方が痛いでしょう」とおっしゃられました。 確かにその通りでした。
そして、それではと言って、今度は、つまようじ1本を私の歯に噛ませて、 同じようにぎゅっと私の左腋窩部を押されました。「今度は、痛くないでしょう」とおっしゃられました。 確かにその通りでした。
「何故たった一本のつまようじでこんなにも違うのか」と、とても不思議でした。
私は「正しい歯の噛み合わせがいかに大切なものであるか」を信じざるを得ない気持ちになりました。

中村先生がテレビ出演しているビデオを拝見して、私は、次のことを学習しました。
「歯の噛み合わせが悪いと、頭痛、耳鳴り・眼症状、肩こり、腰痛などの症状が現れることがある。歯の噛み合わせと身体とは密接な関係がある。特にスポーツ選手においては、歯の噛み合わせを矯正することにより、競技能力がパワーアップすることが少なくない」 と。

またこんな恐いことも知りました。
それは、ハツカネズミを用いての実験でした。
奥歯を1本抜いたネズミとそうでないネズミとでは、記憶力に差がありました。 奥歯が1本ないと、ぼけが速く進行するそうです。 たかが歯1本ぐらい虫歯で失っても構わないだろうと思っていた私は、認識を新たにしました。
「歯は、本当に大切にしないといけないんだ!」 と。

歯の矯正ですが、 生まれつきだから、若い頃に矯正していなかったから仕方がないと諦めないで下さい。
スプリントという素材で矯正できるようですので、歯の噛み合わせの悪いスポーツ選手は、積極的に当所の歯科診療を利用されると良いと思います。

スポーツ医・科学研究所に、このような歯の咬合治療専門の部署があることを誇りに思いました。

スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1997年2月より
診療部 主任看護士 安藤秀樹

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