スポ研ナースセンターだより


● 栄養相談が充実してきました。
今月、ナースセンターのカウンター正面右側の壁に「えいようこうざ」という掲示板が新しく掲げられました。
栄養相談の間宮先生が入院選手のためにと自ら提案して作られました。
初めてこの掲示板を見た時、 「とてもかわいらしい掲示板だな』 と思いました。
間宮先生が作られたのだと知って、間宮先生の熱意を感じました。
この掲示板は、かもめレストランの1週間分の献立の内容に対するアドバイスと間宮先生からの連絡事項に利用されています。
かもめレストランの店長から、ナースセンターへ翌週の献立表が届けられると、それを看護婦が間宮先生にFAXします。
するとそれに対してのアドバイスがFAXで送られてきます。
そのFAXの内容を看護婦が掲示板に張り出します。
入院選手はそれを見て勉強することになります。
またFAXの内容は店長に見てもらいます。
すると店長は、そのアドバイスをもとに献立の内容に工夫を凝らします。
また間宮先生は、『食事の栄養に関する本を貸し出しします』とご案内しました。
『入院選手に栄養のことをぜひ勉強して役立てて欲しい』という彼女の切実な思いが伝わってきます。
スポーツ医・科学研究所が名実ともに素晴らしい機関であり続けるには、このような職員の熱意にかかっていると思います。
一人一人の職員が研究所を良くしたいという気持ちが大切だと思います。

〘掲示板の内容〗
入院患者のみなさんへ
たんぱく質って何?
ビタミンって何?
知っているようで知らない事ってたくさんありますよね。
入院中に少し勉強してみませんか。
興味のある人に本を貸し出しします。
詳しいことはナースに声をかけて下さい。


● 8月6日にアトランタ五輪が閉幕してから、 中日スポーツは連日のように中日ドラゴンズを大きく掲載しています。
11日に中日ドラゴンズ3位に転落かと思えば、12日以降は破竹の5連勝。
しかも試合の内容は 「大逆転勝利」の見応えのある内容でした。
逆転竜、粘竜、強竜などと書きたてられました。
大豊のホームラン、川又のサヨナラ打、山崎のダメ押し弾・・・。
19日には「ドラゴンズ明日にも奪首か」 と思いきや、3連敗。 24日に立浪、中村の活躍で1勝あげるも、25日は負け。
何とも波乱に満ちた中日ドラゴンズです。
そのドラゴンズの選手のほとんどは、昨年までは当所に診察に訪れています。
ですから、私は選手に親近感があって、 自然と中日ドラゴンズを応援するようになりました。
そのドラゴンズの選手とも、最近は音沙汰ありません。不思議なほど、ぱったり来なくなりました。一体あの診察は何だったんだろうと、虚しく思う反面、 少し淋しい思いがします。
そんな中で名古屋グランパスエイトの小倉選手が、8月18日のセレッツ大阪との対戦で2ゴールを決めました。
当所で今年2月に後十字靭帯の再建手術を受けてから、初のゴールシュートでした。 動きの内容がまだまだと控え目な彼ですが、みなぎる闘志を感じます。
そうそう、もう一人別の名古屋グランパスエイトの選手が今月、退院しました。 小倉選手と同じように復帰して、テレビで観戦できる日を楽しみにしています。

● 競馬騎手の選手が今月31日に退院しました。
お風呂の中で漫画を読んでいた彼を思い出します。
無口でたんたんとして、そっけない彼でしたが、3カ月近くも入院すると、彼の方から話しかけてくるようになりました。
一般に選手が入院する日に、入院までの経過についてお話 (病歴、家族歴など)を伺うのですが、その時に、看護婦の選手への印象を書く欄があります。
「今はおとなしそうだけど、何かありそうな感じ」 という具合に記載されることが、最近ちらほら見られるようになりました。
これは今までの経験からこのようになったのだと思います。
入院してみないと分からないのが本当のところでしょう。
最初無口だった競馬騎手の彼も、27日に測定にきていた真木和選手(アトランタオリンピック女子マラソン大会に出場)に、朝食後ロビーで自ら話しかけていたのは、見ていてとても微笑ましかったです。
そんな彼も9月には栃木の地方競馬教養センターに戻ります。
骨折していた前腕の骨は、9割ほど治癒しました
競馬レースで活躍している彼の勇姿をテレビで観戦できる日を楽しみにしています。

スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1996年8月
診療部 主任看護士 安藤秀樹

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