スポ研ナースセンターだより


● 6月11日・12日に国際スポーツ医科学セミナーが名古屋国際センターで行われました。スポーツ医・科学の分野で世界的に著名でおられるエリクソン教授、コミー教授をお招きしての素晴らしい講演、 日本の著名な先生方を交えてのシンポジウムなど、 まさにスポーツ医・科学研究所開設5周年事業にふさわしい内容の2日間でした。 そして、職員の皆様、両日のお仕事、お疲れさまでした。

● 6月17日に東海運動医学懇話会に行きました。 内蔵脂肪症候群の内容でしたが、 ここで学習したのは、「内蔵脂肪型は、皮下脂肪型よりも動脈硬化、虚血性心疾患などに罹患するリスクが高い。 運動によって減少するのは、皮下脂肪よりもむしろ内蔵脂肪である」ということでした。当ナースセンターでは、皮脂厚から体脂肪率を算出していますが、 正確さにおいて疑問があります。 インピーダンス法においても正確には測定できないらしいです。 水中体重法は内蔵脂肪も含めて体脂肪率が算出されるので、現在の所では、一番正確な測定方法のようです。しかし、手間と時間を要します。もっと簡易で正確に体脂肪率が測定できる方法はないものでしょうか。 MRIなどの機械を用いて、被験者は寝ているだけで、 コンピュータが皮下脂肪何%、内蔵脂肪何%と瞬時にはじきだしてくれたら素晴らしいと思います。

● 大腿骨化性筋炎の症例を見ました。術中は出血が多く大変でしたが、それにしても血腫がものの見事に骨化していたのは大きな驚きです。

●診療部男子更衣室に蟻がいました。 スポーツ医・科学研究所が、 自然の豊かな環境に立地されているとはいえ、 放置するわけにはいきませんので、 根絶する方向で検討しています。

● 手術の器械類ですが、 最近よく故障します。 手術中にネジがポロッととれて床に落ちてしまったり、シェーバーのフットスイッチが作動しなくなったり、 その都度悩まされます。 もう5年も使用しているので、 寿命なのかと思ったりもします。 先日、 シェーバーのコードに亀裂があったので修理依頼すると、業者の方では、修理できないということでした。 新たに購入するとなると、10万円かかるということなので、とりあえず亀裂の入っている箇所にテープをまいて暫定修理をして使用しています。 それにしても、たかがコード1本が10万円もするなんて、医療器具は随分高いものです。

(財)スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1993年6月
診療部 主任看護師 安藤秀樹

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