労働時間の短縮が、必ずしも「過労死」を防ぐ手立てにはならないと、私は思う。
「長時間労働」による「過労死」が大きな社会問題として取り沙汰されているけど、必ずしも「長時間労働」が「過労死」につながるとは思えない。
好きな仕事なら何時間でも時間を忘れて没頭できるから、その場合の労働は苦にはならない。
一方、嫌いな仕事は短時間でもストレスになる。
・嫌いな仕事を嫌々行っている。
・嫌いな社員と机を並べて仕事をしている。
・上司から嫌がらせをうけている(パワハラ)。
「過労死」とは、そうした心理的ストレスが複雑に絡み合って生み出されることの方が大きいように思う。
中小企業に「労働時間を短縮しましょう」と労働基準監督署より指導が入っても、困惑している経営者も多いのはないだろうか。
第1に額面通りでは仕事が回っていかない実情も多々あるようだから。
一番大事なのは、社内の風通しを良くして人間関係を良くする、社風を明るく楽しい職場にすることではないだろうか。
「労働時間の短縮が必ずしも「過労死」を防ぐ手立てにはならない」と私は思う。
投稿:2017年5月7日