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神様は、願い事を叶えてくれる、窮地を助けてくれる、命を助けてくれるなどの存在として人々の心の中に宿っていますが、神様が本当にいるか否かは私には分かりません。

時として神様はいないんじゃないかと思う時があります。

「一生懸命努力すれば、必ず夢は叶う、実を結ぶ、成果が出る」、この言葉は人々を勇気づけ、頑張ろうという気持ちにしてくれます。努力しなければ夢が叶うことはありませんから、確かに一理ありますが、努力しても実を結ばないこともあります。

一生懸命夢に向かって努力していても、その過程で、交通事故に遭遇したり、自然災害で命を落とすと、神様なんていないんじゃないかと恨めしく思います。

ただ人間の心の中には、祈らずにはいられない気持ちに追い込まれる場合があります。

この子の命を助けてくれ!

家族が無事でありますように!

自分の力ではもはやどうすることもできないので、溺れるものは藁をもつかむといった悲鳴にも近い切迫した心理状況の時です。

祈る、これこそが目に見えぬ心の働き、神様なのでしょうか。

神様は、おぎゃーとこの世に生まれて、神様の存在を教えなくても、自然と心に宿ってくるものなのでしょうか。

ふとそんな風に思うことがあります。

投稿:2017年3月25日
安藤秀樹



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