名古屋城天守閣の木造化が実現に向けて動き出すことになったけど
2017年5月9日、名古屋市長の河村たかし氏が、名古屋城天守閣の木造復元構想で竹中工務店と契約を結び、いよいよ2022年12月の完成を目指して、木造化が実現に向けて動き出すことになったとテレビで報じられた。
私が小学生の頃、威容を放つ名古屋城に憧れ、実際に見学して中に入ったら、内部が鉄筋コンクリートであったから、とても落胆した覚えがある。コンクリートは無機質で無味乾燥で全く情緒がなくてつまらない。これが当時、私が抱いた率直な感想。
だから、せっかく復元するのなら、雰囲気があって風格が増す木造復元には大賛成。
鉄筋コンクリートの寿命が60年から100年と言われていて、100年も持たないのでは文化財には成り得ないと思うのも賛成する理由の一つ。
ただ杞憂かも知れないけど、南海トラフ巨大地震が今から5年以内に起きる可能性が非常に高いと睨んでいる学者もいるので、復元工事中に巨大地震が発生したら、名古屋城は崩壊し、505億円の事業費が吹っ飛ぶ。それがとても心配。
不謹慎であるけど、地震が発生してから木造復元工事を始められた方が安心である。
地震が発生したら、私も死んでしまっているのかも知れないけど、自然災害ばかりはどうしようもない。
これを心配していたらいつまでたっても復元工事に着手できないわけだから、ともかく工事が始まったら、無事に完成することを祈りたい。
名古屋大好き
フジミックスTV
投稿:2017年5月10日
安藤秀樹