「世界破壊」へのカウントダウン トランプの暴走とロシアの思惑
昨日の日経新聞・夕刊に「ロシア、米欧対立を歓迎」という見出しの記事が掲載されていた。
ロシアは、トランプがグリーンランドを買収すれば「世界史に名を刻む」とそそのかし、「やれやれ!」と煽っているようだ。ロシアにとってみれば、これによってNATOが分断され、ウクライナ侵略を正当化できるため、まさに願ったり叶ったりのようだ。
さらにしゃくなのは、米国がグリーンランドを取得すれば、「プーチンが世界で最も幸せな男になる」と報じられていることだ。「このままだと世界はどうなってしまうのか」と、滅茶苦茶心配になってくる。
私にとって「正義」と思っていたことが通らず、「悪」だと思っていることが世界を支配していく。このようなことが本当にあって良いのだろうか。
また、今朝の日経新聞「春秋」にも興味深い記事があった。
トランプはノルウェー首相に対し、「貴国が私にノーベル平和賞を授与しないのなら、もはや純粋に平和だけを考える義務は感じない」と発言したという。
トランプはノーベル賞を受賞できないことを妬み、一方のノルウェー首相は今後、米国への配慮をより強く迫られることになる。
トランプの「歴史に名を残したい」という名誉欲の向かう先は、世界大戦の反省の上に築かれた世界秩序を、反省前の混乱へと引き戻すことだ。それはまさに「世界破壊」に繋がるものだと思う。
誰か、トランプの暴走を止めてほしいと願わずにはいられない。
投稿:2026年1月21日(水)
安藤秀樹

