後藤大樹の快挙に思う、名大が誇る二人のハードラー | 小田将矢と真野悠太郎(名古屋アジア大会観戦から)
昨日、9月28日、アジア大会男子400mハードル決勝で、17歳の高校生・後藤大樹選手が、日本歴代2位タイとなる47秒93をマークし、銀メダルを獲得しました。為末大さんが持つ日本記録の47秒89にあと0秒04と迫る、まさに驚異的な好タイムでした。
新たなヒーローの誕生には驚きを隠せません。これからの日本の若手世代がますます楽しみになってきました。
さて、この種目(400mハードル)といえば、名古屋大学にも二人のスーパーヒーローがいました。一人は大学在学時に49秒42を記録した小田将矢選手、そしてもう一人は、同じ時期に活躍していた真野悠太郎選手です。自己ベスト49秒50を持つ真野選手は、2018年の第102回日本陸上競技選手権大会で決勝7位入賞を果たしています。当時、二人はともに日本のトップレベルで切磋琢磨しており、2019年の日本選手権では、そろって決勝の舞台に立ちました。
小田将矢選手は、今年9月に行われた第74回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会でも、31歳にして初の48秒台となる48秒84の大会新記録をマークして優勝を果たしています。
この記録は、今回のアジア大会に出場していれば決勝に進出して活躍していたかもしれないと思わせるほどの実力を感じさせます。
一方の真野悠太郎選手は、名古屋大学医学部在学中も400mハードルの第一線で活躍し、「ドクターハードラー」として注目を集めました。2021年7月の東京オリンピック出場を目指し、日本代表選考を兼ねた同年6月の第105回日本陸上競技選手権大会に出場しましたが、惜しくも予選敗退となり、夢舞台への切符を手にすることは叶いませんでした。
その後は医師の道へ進み、研修医を経て、現在は臨床現場で勤務されているようです。
真野選手の走りを再び見たいという気持ちはありますが、多忙な医師の仕事と競技を高い次元で両立することは容易ではないと思います。今後、世界の檜舞台に立つことは難しいかもしれませんが、偉大なアスリートとして、名大陸上部に永遠に名を刻む存在であることに変わりはないと思います。
投稿:2026年9月29日
安藤秀樹
2019年6月28日に開催された第103回日本陸上競技選手権大会・男子400mH
当時、国立大学の陸上部から同一のトラック種目で2名が同時に決勝へ残り、入賞を果たしたのは非常に異例の出来事でした。

