米国は4月3日に日本からの輸入車にも関税を25%に課すとの由 2025年
3月26日にトランプは、「来月3日に日本からの輸入車にも関税を25%に課す」と発表した。
脅しなのか、本気なのかよく分からないけど、仮に関税が25%になったら、国内の自動車関連で働く従業員の給料が減る。減ると従業員が利用していた飲食店が倒産する。大企業からの税金が大幅に減るので、当然国民にもしわ寄せがくる。
だいたいこんなところかしら?
一般に、中国やブラジルでおこなう「組み立てコスト」は、約450〜1100円。 これをアメリカでおこなうと約3300〜約4400円になるとのこと。
iPhoneを例えば、アメリカで組み立てて出荷すると、現在日本で販売されているiPhoneはいくらになるのか?
アップルは、アメリカでiPhoneを組み立てると、コストが10倍ほどに跳ね上がるだけでなく、アジアに集中させたサプライチェーンの再編などで、割りに合わない投資になるので、現在でも中国で組み立てを行っている。
アップルは、今後4年間でアメリカ国内に約75兆円以上を投資するようだが、組み立て工場ではなく、サーバーの工場なので、トランプに気に入られるための事業だと思う。
トランプは、関税をかけて外国に出て行った産業を国内に取り戻すことでアメリカを強くしたいと考えているが、現実的には米国内の人件費を含めて組み立てコストを減らさないと厳しいのではないだろうか。
トランプに気に入られてもらうために、例え米国に大規模な組み立工場を移しても、大半がロボットで組み立てることになったら、トランプが期待するほどの雇用は創出されないのではないだろうか。
投稿:2025年3月28日