政治経済


私は、自由で開かれた国、アメリカを失いたくない、トランプの関税政策で日本経済が低迷して、自分の生活が破綻されたくないという切実な気持ちからトランプ批判を続けている。

トランプがプーチンとの話し合いで停戦に持ち込もうとしているのは根本的に間違っている。
トランプはプーチンは友人だから、交渉のテーブルにつかせることができるのは自分しかいないと自負しているに違いない。
またバイデン政策をひっくり返したい思いがとても強くて、バイデン氏とは全く逆のアプローチで停戦に持ち込んだことも考えられる。

ウクライナ戦争は民主主義を守る戦いである。力による現状変更は決して許さないという共通認識のもと欧米は協力してウクライナに支援を行ってきた。
ところが、トランプはそうした考えを全く受け入れようとしない。
だからトランプは、まずプーチンはあなたを友人とは思っていないことを肝に銘じるべきだ。

プーチンはウクライナ全土を掌握し、ウクライナを傀儡国家にしたいのだ。そんなプーチンに話し合いで停戦に持ち込めると考えるのは大きな誤りだ。

トランプは、プーチンの独裁国家に憧れているので、プーチンと波長が合う。波長が合う者同士が停戦について話し合えば、ロシアを利することになる。
侵略者の火種を残したままの停戦では、恒久的な和平は到底望めない。

領土の拡張をもくろんでいる2人が世界の平和について話していたというが、2人の考える世界平和とは小国に対して高圧的な態度で大国に従わせることを意味するのだろうか。

現在ロシアは、北朝鮮兵に頼らなければならないほどに兵士が不足していて、しかも経済面でもインフレが進行し、中央銀行は高金利政策を続けている。
こんな時こそプーチンを叩き潰すぐらいの気持ちで停戦に持ち込んで欲しい。
話し合いではなく、アメリカはヨーロッパと力を合わせてプーチン政権の崩壊に全力を注いで欲しいのだ。

2025年2月28日のトランプとゼレンスキーとの決裂会談後に、トランプは、ウクライナへの軍事支援を即停止した。ウクライナでは軍事支援が再開されるまでの短期間に多数の死傷者が出た。
現在、ウクライナではロシアによる戦闘が激化している。
もたもた手をこまねいている間にもウクライナの戦況は悪化状態だ。

仮にトランプが高圧的な態度で、ロシアよりの停戦をゼレンスキーに迫れば、ヨーロッパはアメリカから離れ、米欧間で大戦争に発展する可能性も否めない。

24日にサウジアラビアで行われる戦闘終結に向けた協議のあと、トランプがウクライナに妥協を迫ることにならないことを祈るばかりだ。

投稿:2025年3月22日


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