政治経済

2025年12月2日、米国政府閣議において

2025年12月2日、米国政府閣議において


2025年12月2日、米国政府閣議において、閣僚らはトランプをべた褒めしました。

○ バンス副大統領は「来年はこれまで以上に飛躍の年となるでしょう」と述べました。

○ ラトニック商務長官は「ここに座る私は、閣下が成し遂げられた功績を深く誇りに思います」と語りました。

○ チャベスデレマー労働長官は「大統領閣下、あなたのリーダーシップのもと、就任以来200万人以上の雇用を創出しました」と報告しました。

○ ベッセント財務長官は「大統領閣下、今年は経済にとって素晴らしい年となりましたが、更なる飛躍が期待されます」と述べました。

○ ルビオ国務長官は「このチームは極めて優秀な人材で構成されており、閣下による選抜の功績は計り知れません」と評価しました。


この閣議において、トランプは「自慢するつもりはないが、我々は国を救っているのだ。そうでなければ国は衰退し二度と立ち直れなかっただろう」と述べました。

このテレビ報道を観て、子供たちが会議をしているような印象を受けました。トランプはガキ大将であり、それに従う子分たちは、ガキ大将の意向を汲み取ろうと一生懸命に努力しているように見受けられました。

これは閣僚のみに留まらず、大手IT企業のトップや欧州のリーダーたちもトランプを褒め称えています。

トランプを怒らせてはならないという心理は理解できますが、世界がトランプを王様と見立て、従属する光景には強い懸念を抱かざるを得ません。

今後3年もトランプ政権が続くと思うと、やりきれない思いがします。

先月、米国ニューヨーク市長選において、民主党のマムダニ氏が当選し、「私たちが世襲政治を倒した」と勝利宣言しました。

トランプに異議を唱えることができる点で、ロシアとは異なり、米国ではまだ民主主義が機能していると思えたことは心の大きな救いになりました。

投稿:2025年12月6日
安藤秀樹


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