政治経済

今日の日経新聞「私の履歴書」で、写真家の大石芳野さんのコラム(第7回)を拝読し、最後の一文、「平和はガラスのようにもろい。」という言葉に深く考えさせられた。

大石さんの文章は歯切れが良く、非常に読みやすい。だから、訴えかけてくる力が強い。

1975年から1979年にかけてのカンボジアで、独裁者ポル・ポトが引き起こした大量虐殺のことは、当時のニュース報道でなんとなく知ってはいたが、綴られた事実には、改めて絶句した。

○ 家族の分断: 夫と妻を別居させ、親から子供を引き離した。

○ 密告と恐怖: 「そうなんですよ」と同意しただけで、それが証拠となり家族全員が殺された。

○ 理不尽な要求: 美しい女性を妻にするよう強要され、拒めば殺された。

○ 過酷な労働: 凄惨な強制労働により、人々は栄養失調で次々と命を落とした。

○ 残虐な殺害: 生きたまま深い穴に突き落とし、這い上がろうとする者の頭を棒で殴り、その上にまた人を投げ込むという蛮行が繰り返された。

これらが現実に起きたことなのだと知り、身震いが止まらない。

「平和はガラスのようにもろい」という言葉の通り、平和というものの危うさ、そしてその尊さの重みを、今しみじみと感じている。

投稿:2026年2月7日
安藤秀樹


難民の母子はうつろな視線を向けてきた 写真撮影者:大石芳野

難民の母子はうつろな視線を向けてきた 写真撮影者:大石芳野


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