日本はトランプに「ノー」と言えるか? 高市政権の驕りと対米追従への懸念
3月3日の衆院予算委員会にて、高市首相は国民民主党議員の質問に対し、「壁を取っ払うのがお好きな御党に巻き込まれながら」と答弁した。相手の立場からすれば、いささか棘のある発言である。
少数与党であった時は連立政権を模索し、玉木代表の政策方針に寄り添う姿勢を見せていたが、与党の歴史的圧勝によってその必要性がなくなった。
従って、高市首相の答弁は案外本音が漏れたのではないか。
また、衆院予算委員会では、数の力を利用して、強引な審議短縮が行われている。
イランへの攻撃に関しては、日本はアメリカを非難せずイランを非難している。受け取り方によっては、トランプを全面支持しているようにも見える。
また、「日本列島を、強く豊かに」という高市首相のスローガンは、トランプの自国第一主義的な姿勢に近い。これらのことから、今後、日本がアメリカに追従するのではないかと心配になってくる。
スペインのサンチェス首相は一方的な軍事行動に反対し、米軍による国内基地の使用を拒否した。これに対し、トランプは「スペインとの全貿易を断ち切る」と恫喝した。また、1月のダボス会議では、カナダのカーニー首相が「強者はしたいことをして、弱者はそれに耐え忍ぶという論理は間違っている」とはっきりと述べていた。
日本が国益を優先し、トランプとの関係を良好に保とうと努力するのは理解できるが、時には他国と協力し、トランプに対して「ノー」を突き付ける毅然とした態度も必要だと思う。
投稿:2026年3月9日
安藤秀樹

