金栗四三の夢、再び。箱根のたすきがマラソンの未来を繋ぐ
30年前、「駅伝が日本のマラソン界をダメにしている」と主張する声が強まり、その考えが広く浸透した。当時、その考えに賛同し、マラソンに専念するために実業団を離れた早田俊幸選手のようなトップランナーも現れた。
しかし現在、箱根駅伝をステップにマラソンで世界と戦う選手が続出している。そもそも箱根駅伝は、マラソンの父・金栗四三氏の「世界に通用するランナーを育成したい」という情熱から始まっている。
2026年の箱根駅伝で活躍した青山学院大学の黒田朝日選手や塩出翔太選手が、2月の別府大分マラソンへの挑戦を表明しているように、学生のうちからマラソンを見据える流れが加速している。
昨年、同大学の若林宏樹選手が箱根駅伝が終わってから、わずか1ヶ月後に行われた別府大分マラソンに出場して、2時間6分台の好タイムで学生記録を塗り替えたことも、それを象徴している。
今や、駅伝はマラソンの通過点であるように思える。
投稿:2026年1月9日
安藤秀樹

