「愛子天皇」への道を閉ざしていいのか、改正皇室典範に思う
私は、愛子さまに天皇になっていただきたいと強く願っている。
愛子さまのお人柄は大変お優しく、海外を訪問された際のご挨拶やお振る舞いをテレビ等で拝見するにつけ、次代の天皇として最もふさわしい方だと感じるからだ。
高市政権のもとで成立した改正皇室典範では、女性・女系天皇の容認は見送られた。この規定が続く限り、愛子さまが天皇に即位される道は閉ざされたままだ。
高市首相は、「皇位は皇統に属する男系の男子が継承するという原則は、2600年以上にわたり先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統であり、覆すことはできない」と述べている。
しかし、この考えに従うと、現天皇の直系のお子さまである愛子さまが即位できない一方で、昭和22年に皇籍離脱した旧皇族の血筋を引くとはいえ、長年民間人として暮らしてきた方の子孫が皇位を継ぐことになりかねない。これには大きな違和感を覚える。
「男系男子による継承こそが世界最古の歴史的価値であり、これを途切れさせれば国家の根本が揺らぐ」という主張もあるが、国民から敬愛されている愛子さまが天皇になられたからといって、国家の根本が揺らぐとは到底思えない。
愛子さまほどのお人柄と人徳を備えた方を他に見出すのは至難の業だ。旧皇族の男系男子の中から、対外的に尊敬を集め、象徴天皇としてふさわしい資質を備えた人物を今から迎え入れることのほうが、はるかに困難だと思う。
2600年以上の歴史に固執するよりも、現代の価値観に即した考え方をしてよいのではないか。
戦前・戦中の苦い経験を経て天皇は「象徴」となり、戦後は男女平等が進んで女性の社会参画も大きく広がった。
こうした時代の変化を踏まえるならば、過去の形式にとらわれず、現代にふさわしい皇位のあり方を選択すべきだと強く思う。
投稿:2026年8月15日
シンガープロ 安藤秀樹

