トランプの脅しに屈しないイランと、問われるアメリカ大統領の資質
イランがトランプの脅しに屈しない姿勢には、驚くばかりだ。
一夜にして全土を石器時代に戻すと言われようが、かつてない大規模な攻撃を行うと繰り返し威嚇されようが、動じる気配がない。普通の国なら、恐怖から脅しに屈するところだろう。
一方でトランプは、大規模な攻撃を予告しておきながら突然攻撃を思いとどまるなど、態度が二転三転している。
そんなイランを応援したくなる気持ちもあるが、本音を言えば両国とも、何の得にもならない報復合戦をいい加減にやめ、ホルムズ海峡の安定に寄与してほしいものだ。
それにしても、トランプの「自分の失敗を他人のせいにする姿勢」には呆れるばかりだ。例えば、バイデン前大統領がウクライナに防空ミサイルを供与したことを自国の在庫不足の原因だと主張するなど、責任転嫁もいいところである。
そもそも、中東の緊迫化で米兵が亡くなったことに悲しみの意を示しておきながら、その一方でサッカーワールドカップの会場を訪れ、優勝チームの選手たちにメダルを授与し、歓喜に沸くステージからいつまでも降りずに自分をアピールし続けていた。自分の存在感を見せつけることしか頭にないのだろうか。
このような人物に、アメリカの大統領という重責を任せることはできないと感じざるを得ない。
投稿:2026年7月28日
シンガープロ 安藤秀樹

