政治経済

本日、NHKで放送された広島平和記念式典を観た。

広島市長の松井一實氏が、冒頭で「この地球上で、核を脅しの道具に使った軍事侵攻や、国際法をないがしろにする大国の横暴な振る舞いが繰り返されている」と、率直に述べたのには驚いた。名前こそ出していないが、トランプ氏らを指していると思われる。

市長はまた、他国に責任を転嫁し自国の行動を正当化する為政者の言動が、世界の平和と安定を根底から揺るがし、このままでは第二次世界大戦の時代に回帰してしまうのではないかとも訴えた。

仮に会場にトランプ氏が参列していれば大騒ぎになっていたかもしれないが、トランプ、ネタニヤフ、プーチン、習近平、金正恩といった為政者たちに、この式典での熱い語りがどれほど響くのだろうか。

柿崎由宇さんと河野和希さんという小学生二人による「平和への誓い」は、ほとんど原稿を見ずにまっすぐ前を見つめて語られていたので、心を打たれた。

高市首相は、首相らしく堂々と歯切れ良く挨拶した。
「原子爆弾の惨禍による筆舌に尽くしがたい苦しみは、二度と繰り返されてはならない。日本は『非核三原則』を堅持し、『唯一の戦争被爆国』として『核兵器のない世界』と『恒久平和』の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げる」と述べた。

この趣旨によれば、憲法九条を改正せずとも防衛費も増強する必要はないように思えるが、どうやら現実は異なるようだ。日本を他国から防衛するためには、憲法九条を改正し防衛費を増大させなければならないというのである。

日米首脳会談の席で、高市首相がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦すると述べていたように、日米同盟を強化するためとはいえ、トランプ氏に面と向かって「間違っている」と指摘できないのは心苦しいところだ。

本日の平和宣言が世界へ波及し、争いのない平和な世界になることを願ってやまない。

投稿:2026年8月6日
シンガープロ 安藤秀樹





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