石油と領土のはざまで、高市外交、対ロ強硬路線の行方
高市首相が、プーチン大統領の北方領土訪問に対し「強く抗議する。北方領土は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土である。プーチン氏のこの訪問は日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と表明した。
この表明は的を射ており、すこぶる気持ちがいい。
ところが橋下徹氏は、「威勢がいいだけで、口だけだ」と批判した。
トランプ氏によるイラン攻撃でホルムズ海峡が封鎖され、日本は中東以外からの石油調達を迫られ、水面下でロシアとも協議を行っている。
こうした状況下で、今後も高市首相がプーチン氏と厳しく対峙し続けられるのかは疑問だ。
一方、プーチン氏は、「ロシアは日本を脅していない。ロシアへの制裁を解除するなど、日本が立場を変えることが必要だ」などと述べている。
プーチン氏は、日本がウクライナ侵攻、すなわち力による現状変更や領土拡大を容認できないという明確な立場から制裁に踏み切ったことを、なぜ理解できないのだろうか。ロシアを代表する優秀な頭脳とはとても思えない。
投稿:2026年8月14日
シンガープロ 安藤秀樹

