スポ研ナースセンターだより


● 今月はオリンピック出場レベルの選手の入院などかなりレベルの高い患者層であった。 彼らにとってはアルベールビルオリンピックで落ち着かない日々であったろうと思う。 2年後のノルウェーのオリンピックに期待したい。

● 今月はACL再建の手術5件と多かった。 例年この月だとスキーにてACL損傷するケースが多いが、スキー1件、あとは球技種目にての受傷は意外であった。 それにしてもどうしてこんなにも多くの人が前十字靱帯を切るのか不思議でならない。これでジャスコハンドボールチームは3人目。 東芝のバスケットチームも3人断裂して当所で手術している。

● 今月ベッド稼働率は81%と高率であった。全床になる日もあって多忙な月だったと思う。

● 中学全国大会優勝経験のある患者がHb9 と高度の貧血であるのには驚いた。 いつものことだが血液検査上では高度の貧血であるとわかっても、日常での自覚症状が乏しいので、 患者自身が積極的に治療に取り組もうと思うことは少ないように感じられる。

● 分裂膝蓋骨の手術後の経過はすっきりしないことが多いが、今月手術した分裂膝蓋骨の症例はドリリングをしっかり行っているため今後の治癒過程が楽しみである。中京高校サッカー部への進学が決まっているので今後とも大切に見守ってゆきたいと思う。

● 膝滑液包炎の症例は当所では初めてであった。瘢痕切除と簡単な手術であったので、すぐ退院できると思ったが、 意外に膝の屈曲が悪く、退院が長引いてしまった。 膝屈曲120°にて今月退院となった。

旧 スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1992年2月
元 診療部 主任看護士 安藤秀樹

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