スポ研ナースセンターだより


当研究所には栄養相談コーナーがあります。

今月、入院選手と一緒に栄養相談を聞きに伺いました。

お菓子のとても好きな若い女性選手に、栄養相談の先生は、「今週は本当によく頑張りましたね。ほら、こんなに体脂肪が減って、筋肉がこんなに増えましたよ」 と話を始めます。

そして 「食品のエネルギーの早わかり」 の本を見せながら、どういう食品が良いのか悪いのかを懇切丁寧に説明されます。

選手は、知らず知らずのうちに先生の話に引き寄せられて、「わたしお菓子絶対にやめる。だって、退院する時にぶよぶよになっていたくないもの。手術した膝に負担がかかってよくないんだもの」 と思わず言ってしまいます。

先生は、こんなとき、「お菓子を完全にやめる必要はないのよ。量を減らす努力はしないといけないけどね。チョコレート、クッキーを食べても良いけど、今週は、いろいろな食品を組み合わせても良いから、『食品のエネルギーの早わかり』の本を参考にして、1日150キロカロリーにしましょうね」 と話されます。

選手は、これならなんとかできそうと「はい、頑張ります」と約束しました。

選手に強要することなく、選手の好みを許容しつつ進めていく栄養相談は、 とても良いと思いました。

と同時に当研究所には栄養相談のコーナーが絶対に必要であると、 改めて痛感しました。

スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1995年10月
診療部 主任看護士 安藤秀樹

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