スポ研ナースセンターだより


● 毎年ゴールデンウィークは当診療部は休みでしたが、今年初めて看護婦が勤務して稼働しました。しかし、ゴールデンウィーク中に外泊される選手がほとんどで、病棟で過ごした選手は1名だけでした。しかも外来診療もリハビリも休みでしたので、こんなことなら、 看護婦は全員お休みにしても良かったように思います。

● 栄養相談がにわかに盛り上がりをみせてまいりました。今まで入院患者が利用することはほとんどなかったのですが、ある看護婦の積極的な取り組みで先月6名の選手が深代泰子先生の栄養相談を受けました。「深代先生の栄養指導は中身が充実していて、あれだけの濃い内容で 4,000円は安い。深代先生の栄養相談を受ける選手は幸せです。」 と私はある人から伺っています。 深代先生の親身な語り口と選手に向けた心温まるお手紙から先生の愛情が伝わってきます。 栄養相談を受けた選手は、きっと勇気づけられたことでしょう。これからも当研究所の活性化のために栄養相談が活用されることを期待します。

● 平成5年度入院患者数は256名で手術件数は219件。平成4年度はそれぞれ261名と210件でした。当所での1年間の入院患者数260名と手術件数220件前後が、現在のスタッフで行える限界ではないかと思います。当所の常勤医師がわずか2名で、これ以上の入院患者数増と手術件数増を期待することは酷です。医師は、午前中の手術が終わると、ほとんど休憩もとらないでお昼から外来診療。外来診療が終わると、夕方には病棟の患者のガーゼ交換などほとんど働きづめです。医師は頑張っておられます。多忙な日々が今後も続くようでしたら、医師の当所での働く意欲が失せてしまわれないだろうかと心配になります。
(財)スポーツ医・科学研究所が職員の働く意欲を削ぐ施設であって欲しくないと願います。

● ある企業のラグビー選手2名が緊急で当所に入院してきました。一人は胸椎圧迫骨折で、一人は頚椎椎間板ヘルニアでした。 ラグビーは、一つ誤れば、 半身不随にもなりかねない危険なスポーツだと思いました。どちらの疾患も当所では初めてでしたし、頸椎牽引は初めての経験でした。

● 月末になって、1日に3件の手術が入ったり、 1日に5人もの選手が入院してくるなど急に慌ただしくなりました。

旧 (財)スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1994年5月
元 診療部 主任看護士 安藤秀樹

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