スポ研ナースセンターだより


● 2年前に当所で右肘内側側副靭帯の再建手術を受けた野球選手が 今月、1年5カ月ぶりに当所に診察に訪れました。手術した医師は、彼が退院してからもずーっと右手にしびれが続いていた彼のことを心配しておられました。 でも彼の手術した右肘はもうすっかり良くなって、今ではしびれもなく、ケガをする以前と変わらないほどに野球ができるようになっていました。 手術した先生はそれを知って、肩の荷がおりたように安堵されました。
医師にとって悲しいのは、手術した選手が良くならないことです。手術後の経過が思わしくない選手がいると、時には夜寝ていても心配で目が覚めてしまわれることもあるそうです。「手術して良かった」 と言って下さった彼に感謝です。

● 師走も終わりに近づいたある日、突然のことで驚いたのですが、手術した足がポンポンに腫れあがったラグビー選手がいました。手術してから5週目のことでした。特に発熱もなく、傷口からばい菌が入って化膿した様子もなかったので、一体何が原因でポンポンに腫れ上がっているのかわかりませんでした。しばらく様子をみていましたが、腫れがひいていく様子が一向にありませんでした。 症状が出てから4日後に、このぶきみなほどの大きな腫れは静脈血栓症ではないかと疑われました。 担当医は、すぐに専門病院の受診を勧めました。そしたら受診したその日の夜に緊急手術となりました。 原因は手術の合併症 、手術後、急に運動を始めたときに生じることがあるらしいのですが、はっきりしたことはわからないそうです。 当所では初めての経験でした。先日この患者さんのお見舞いに行ってきました。足の腫れがすっかりひいていて、お元気な様子でしたので安心しました。

● 毎年年末に行っている外来カルテとレントゲン整理ですが、今年は余裕のある日に看護婦が少しずつ整理してくれたお陰で、仕事納めの日に残業することがありませんでした。ところが、外来カルテとレントゲンをこれ以上保管するスペースが研究所にはありません。年々増加していく一方の外来カルテとレントゲンの保管を来年以降はどのように行っていったら良いのか頭を悩ませています。

● 12月27日に行われた全国高校バスケットボール選抜決勝大会で名古屋短期大学付属高校が3年連続7度目の優勝を果たしました。 残り1秒。 1点負けている名短付高校が、 奇跡のフリースローで逆転優勝。メンバーもコーチも最後は祈ることしかできませんでした。この優勝は、 涙 、涙でした。 本当におめでとうございます。

● 年末は、阿久比高校のデータ集計に追われました。休みの日や仕事のある日は夜遅くまで残ってデータの集計作業を行いました。お陰で目が痛くて仕方がありません。勤務時間内に集計作業ができたらありがたいのですが、なかなそういうわけにもいかないようです。
医師も集計結果を考察したり、グラフ化したりする作業を朝方まで行っていました。お身体を壊さなければと思います。
なお阿久比高校のデータ集計は、中京大学の中川武夫先生のお力添えがなければできませんでした。中川武夫先生に改めて深く感謝申し上げます。

スポーツ医・科学研究所
ナースセンターだより1994年12月
診療部 主任看護士 安藤秀樹

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